健康診断で尿酸値の高さを指摘されたとき、まず見直したいのが毎日の食事と飲酒習慣です。プリン体の多い食品には、鶏レバーや豚レバー、カツオ、イワシ、白子、魚の干物などがあります。一方、同じ肉類や魚介類でも部位や加工方法によって含有量は異なり、食品名だけで判断すると、思わぬところで摂取量が増えることもあります。
公益財団法人痛風・尿酸財団が公開する食品中のプリン体含有量一覧や、日本痛風・尿酸核酸学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」を参考に、2026年の食生活に役立つ情報を整理します。食品別の数値ランキング、ビールとほかのお酒の違い、プリン体の少ない食品、食べる量の目安、調理時の工夫まで、尿酸値や痛風が気になる人が実践しやすいポイントを紹介します。
【まず知りたい】プリン体の多い食品ランキングと数値の読み方

プリン体は、細胞の遺伝情報を担う核酸や、エネルギー代謝に関わるATPなどに含まれる物質です。食品から摂取するだけでなく、体内でも合成され、最終的に尿酸へと代謝されます。尿酸値は食事だけで決まるわけではありませんが、プリン体の多い食品を大量に食べる習慣は、食生活を見直す際の要点になります。
公益財団法人痛風・尿酸財団の食品含有量一覧では、食品100g当たりのプリン体含有量を比較できます。一般的な分類では、300mg以上が「極めて多い」、200〜300mgが「多い」、100〜200mgが「中程度」、50〜100mgが「少ない」、50mg未満が「極めて少ない」とされています。ただし、分類の境界値や数値は参照する資料によって多少異なる場合があります。
プリン体含有量が特に多い食品ランキング次のランキングは、公開されている食品含有量の数値から、100g当たりの値が大きい食品を抜き出したものです。乾燥食品や濃縮された食品も含まれるため、普段の食事での摂取量が多い順番を示したものではありません。
- 煮干し:約746.1mg/100g
- 焼き海苔:約591.7mg/100g
- かつお節:約493.3mg/100g
- あんこうの肝(酒蒸し):約399.2mg/100g
- 干し椎茸:約379.5mg/100g
- 鶏レバー:約312.2mg/100g
- イワシの干物:約305.7mg/100g
- イサキの白子:約305.5mg/100g
- ムール貝:約292.5mg/100g
- 豚レバー:約284.8mg/100g
数値はいずれも公益財団法人痛風・尿酸財団の公開一覧に基づくものです。煮干しやかつお節、干し椎茸などは水分が少ないため、100g当たりの含有量が高くなります。例えば、煮干しを100g食べる場合と、みそ汁のだしとして少量使う場合では、実際の摂取量は大きく異なります。
「100g当たり」の数値だけで危険度を判断しない食品のプリン体含有量を比較するときに注意したいのが、100gという基準です。肉や魚の一人前が80〜100g程度であるのに対し、かつお節や煮干し、乾燥海藻などを一度に100g食べることは一般的ではありません。
また、食材を乾燥させると水分が減り、重量当たりのプリン体量が高くなります。生の魚と干物を比べる場合は、同じ重量で比較しているのか、調理前と調理後のどちらの数値なのかを確認することが大切です。
食品のランキングは、避けるべき食品を一律に決めるためではなく、摂取量を調整するための資料として活用しましょう。
【魚介類・肉類・内臓を比較】プリン体の多い食品一覧と含有量
プリン体の多い食品を考えるうえで、特に注意したいのが内臓類、特定の魚介類、干物です。ただし、魚介類や肉類のすべてが同じように多いわけではありません。食材の種類と量を組み合わせて考えることが、日々の献立を無理なく調整するコツです。
食品別のプリン体含有量比較表次の表は、食品100g当たりの代表的な数値をまとめたものです。数値は公開資料に記載された測定値であり、産地や品種、加工・調理条件によって異なることがあります。
| 食品の分類 | 食品名 | プリン体含有量(mg/100g) | 食生活での注意点 |
|---|---|---|---|
| 内臓類 | 鶏レバー | 312.2 | 量と頻度を調整する |
| 内臓類 | 豚レバー | 284.8 | 大盛りや頻繁な摂取を避ける |
| 内臓類 | 牛レバー | 219.8 | ほかの高プリン食との重複に注意する |
| 魚類 | カツオ | 211.4 | 一度に食べる量を意識する |
| 魚類 | マイワシ(生) | 210.4 | 干物やほかの魚介類との重複に注意する |
| 干物 | マイワシの干物 | 305.7 | 乾燥による濃縮を考慮する |
| 干物 | マアジの干物 | 245.8 | 食べる量と頻度を調整する |
| 魚介類 | 大正エビ | 273.2 | エビ料理の食べ過ぎに注意する |
| 魚介類 | ムール貝 | 292.5 | 魚介類を複数組み合わせる食事に注意する |
| 魚介類 | イサキの白子 | 305.5 | 高含有食品として量を調整する |
| 比較的少ない食品 | 鶏卵 | 0.0 | 主菜の選択肢として活用しやすい |
| 比較的少ない食品 | 牛乳 | 約0.16 | 食事の栄養バランスに合わせて取り入れる |
| 比較的少ない食品 | 豆腐(冷奴) | 31.1 | 肉や魚の代わりの主菜に活用する |
出典:公益財団法人痛風・尿酸財団「食品中のプリン体含有量一覧表」。数値はmg/100gで、公開資料の記載値を使用しています。
レバーのプリン体含有量は肉の部位によって大きく違うレバーは、プリン体の多い食品として代表的です。鶏レバーは100g当たり312.2mg、豚レバーは284.8mg、牛レバーは219.8mgと、いずれも高い数値を示しています。
一方、同じ肉類でも一般的な部位はレバーほど高くありません。例えば、豚ロースは90.9mg、牛ヒレは98.4mg、鶏もも肉は122.9mgです。肉料理を完全にやめるのではなく、内臓類を食べる頻度を減らし、ほかの部位や豆腐、卵なども組み合わせる方法が現実的です。
プリン体の多い魚介類は種類と食べ方に注目魚介類では、カツオ、マイワシ、大正エビ、ムール貝、白子などに比較的多く含まれます。干物では、マイワシが305.7mg、マアジが245.8mg、サンマが208.8mgです。
ただし、魚を食べること自体を避ける必要があるわけではありません。魚はたんぱく質などの栄養素を摂取できる食品です。魚介類を一度に大量に食べることを避け、肉類や内臓類が重なる日には量を控えるなど、食事全体で調整することが大切です。
特に注意したいのが、刺身の盛り合わせに加えて白子や魚卵、干物、魚介系の鍋料理を食べるような組み合わせです。一品ずつの量が少なくても、高プリン食が重なると一日の摂取量は増えていきます。
干物やだしは「使う量」と「汁を飲む量」も確認する煮干し、かつお節、干し椎茸などは、100g当たりの数値が高い食品です。しかし、だしを取るために少量使う場合は、食品そのものを大量に食べる場合とは条件が異なります。
プリン体は水に溶けやすい性質があるため、煮出した汁やスープにも移行します。だしの材料を取り除いても、溶け出したプリン体がすべてなくなるわけではありません。煮干しや魚介類を多く使った濃厚なスープを頻繁に飲む人は、材料だけでなく汁を飲む量も見直してみましょう。
【ビールだけが問題?】アルコール飲料のプリン体比較と尿酸値への影響
尿酸値が気になる人にとって、食事と並んで見直したいのが飲酒習慣です。ビールはプリン体を含むため注意されやすいお酒ですが、尿酸値への影響はプリン体の量だけでは決まりません。アルコールそのものにも、尿酸の生成や排泄に関係する作用があります。
ビール・日本酒・ワイン・焼酎のプリン体含有量公益財団法人痛風・尿酸財団が公開する飲料の比較資料では、一般的なビールの測定例は100mL当たり約3.3〜6.9mg、日本酒は約1.2mg、ワインは約0.4mg、焼酎25%は0.0mg、ウイスキーは約0.1mgです。製品によって差があり、これらは公開資料に掲載された測定例で、すべての現行製品を網羅した数値ではありません。
ビール350mL缶に換算すると、掲載されている一般的なビールの測定例では、プリン体はおよそ12〜25mgです。プリン体を含まない、あるいは少ない蒸留酒に切り替えれば、飲料からのプリン体摂取量は減らせます。
ただし、ここで誤解してはいけないのが、プリン体の少ないお酒なら尿酸値に影響しない、というわけではないことです。アルコールは体内で代謝される過程で尿酸値を上昇させたり、尿酸の排泄に影響したりします。ビールを焼酎やウイスキーに替えるだけで、飲酒によるリスクをなくせるわけではありません。
「プリン体ゼロ」と「アルコールゼロ」は別の基準ビール類の表示を見るときは、プリン体の含有量とアルコール度数を分けて確認しましょう。プリン体カットやプリン体ゼロをうたう商品でも、アルコールを含んでいれば、アルコールによる尿酸値への影響は残ります。
厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、飲酒量を純アルコール量で把握することが推奨されています。純アルコール量は「飲酒量(mL)×アルコール度数÷100×0.8」で計算できます。例えば、アルコール度数5%のビール500mLなら、純アルコール量は20gです。
尿酸値が高い場合は、プリン体の少ない商品を探すだけでなく、飲む頻度や一回の量を減らすこと、飲まない日を設けることも検討しましょう。高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインの生活指導では、飲酒制限や週2日以上の禁酒日が示されています。具体的な適量は病状や体質によって異なるため、医師の指示がある場合はそちらを優先してください。
【何を食べればいい?】プリン体が少ない食品と尿酸値を下げる食事
プリン体の多い食品を把握したら、次は食事の選択肢を増やすことが重要です。高プリン食を避けることだけに集中すると、食事の楽しみが減り、必要な栄養素まで不足する可能性があります。卵、乳製品、豆腐、野菜、穀類などを組み合わせ、無理なく続けられる食事を目指しましょう。
日々の献立に取り入れやすい低プリン食品- 卵:公開一覧では鶏卵とうずら卵のプリン体含有量は0.0mg/100gです。主菜や副菜に使いやすい食品です。
- 牛乳・ヨーグルト:プリン体含有量が少なく、たんぱく質やカルシウムを補えます。
- 豆腐:冷奴は31.1mg/100g、3分間ゆでた湯豆腐は21.9mg/100gと、肉や魚の代わりの主菜として活用できます。
- 野菜:キャベツ、白菜、トマト、大根などを日々の食事に取り入れ、食物繊維やビタミン、ミネラルを補いましょう。
- 穀類:ご飯やパン、うどんなどを適量取り入れ、食事全体のエネルギーと栄養バランスを整えます。
食品の数値は公益財団法人痛風・尿酸財団の公開一覧に基づきます。豆腐や乳製品などの低プリン食品を選ぶことは、食事の選択肢を増やすうえで有用です。
大豆製品はすべてプリン体が少ないわけではない豆腐が比較的低プリン食品だからといって、すべての大豆製品が同じ数値とは限りません。公開一覧では、乾燥大豆は172.5mg/100g、納豆は56.6〜113.9mg/100gです。食品の種類や加工状態によって含有量が変わるため、同じ原材料から作られているという理由だけで一括りにしないことが大切です。
また、植物性食品に含まれるプリン体を、肉や内臓類のプリン体と同じように扱って、野菜や豆類を極端に制限する必要はありません。痛風・尿酸財団は、野菜の多い食事や乳製品の摂取が痛風リスクの低下と関連すると説明しています。食品一つの数値にとらわれず、食事全体の構成を考えましょう。
飲み物やサプリメントにも目を向ける食事内容を見直すとき、見落とされやすいのが甘い飲み物や健康食品です。厚生労働省の情報をまとめた「健康日本21アクション支援システム e-ヘルスネット」では、尿酸値対策として、野菜や果物、豆類、全粒穀類をバランスよく摂取すること、水分を十分に取ること、アルコールや甘い飲み物を控えることが紹介されています。
また、DNA・RNA、ビール酵母、クロレラなどを含む一部の健康食品は、原料の特性からプリン体を多く含むことがあります。公益財団法人痛風・尿酸財団の一覧では、DNA・RNAは21,493.6mg/100g、ビール酵母は2,995.7mg/100g、クロレラは3,182.7mg/100gという値が掲載されています。
これらは濃縮された製品の重量当たりの値であり、通常の一食分と同じ条件で比較できるわけではありません。それでも、健康のために始めたサプリメントがプリン体摂取量を増やす場合がある点には注意が必要です。成分表示や一日摂取量を確認し、尿酸値が高い人は医師や薬剤師にも相談しましょう。
【食べ方で差が出る】プリン体摂取量の目安と減らす調理法
高尿酸血症や痛風の食事療法では、食品中のプリン体含有量だけでなく、一日に食べる量と食事の組み合わせを管理が必要です。厳しい制限を一時的に行うより、毎日の食生活を継続的に整えるほうが現実的です。
プリン体の摂取量は1日400mg以下が目安日本痛風・尿酸核酸学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、生活指導の一環として、プリン体の摂取量を1日400mg以下に抑えることが目安とされています。これは特に高尿酸血症や痛風の食事管理で参照される目標であり、すべての人が食品の数値を厳密に計算しなければならないという意味ではありません。
例えば、カツオを100g食べると、公開一覧の値ではプリン体は約211.4mgです。鶏レバーを100g食べれば約312.2mgになります。こうした高含有食品を同じ日に複数食べると、摂取量が増えやすくなります。
一方、食品の量を極端に減らし、栄養不足になることも避けたいところです。痛風・尿酸財団は、プリン体の制限だけに偏らず、食べ過ぎや飲み過ぎを避け、適度な運動を取り入れる生活を勧めています。
プリン体を減らす調理法は「ゆでて、汁を分ける」プリン体は水に溶けやすいため、食材をゆでたり水にさらしたりすることで、一部を調理水に移すことができます。ゆで汁を捨てれば、食材に残るプリン体を減らせる場合があります。ただし、減少量は食材や調理条件によって異なり、すべてのプリン体が除去できるわけではありません。
日常の調理では、次のような工夫が取り入れやすい方法です。
- 肉や魚をゆでる:調理水に溶け出したプリン体を摂取しないよう、ゆで汁を別の料理に使う場合も量を意識します。
- 鍋やスープは汁を飲み過ぎない:具材から溶け出したプリン体を汁ごと摂取することになるため、濃厚なスープを大量に飲む習慣を見直します。
- だしの使い方を工夫する:煮干しやかつお節を大量に使う濃いだしばかりに偏らず、野菜なども組み合わせます。
- 食材を乾燥品だけに偏らせない:干物や乾燥食品は100g当たりの数値が高くなりやすいため、生の食材やほかの主菜と交互に取り入れます。
なお、プリン体の多い食材をゆでる方法は、食事全体のバランスを整えるための補助的な工夫です。調理法だけで摂取量を管理できると考えず、食べる量や頻度も合わせて見直しましょう。
水分補給と体重管理も欠かせない尿酸値対策では、プリン体を減らすことだけでなく、十分な水分補給や適正体重の維持も重要です。痛風・尿酸財団は、肥満が尿酸値に影響することや、食事の見直しと適度な運動の必要性を説明しています。水分補給には水やお茶などを選び、甘い飲料の飲み過ぎにも注意しましょう。
ただし、腎臓や心臓の病気などで水分摂取量の指示を受けている人は、自己判断で水分を増やさず、主治医の指示に従ってください。
【プロの結論】痛風・高尿酸血症の食生活で優先すること
プリン体の多い食品を把握したうえで、実際の生活では何から見直すべきなのでしょうか。要点は、特定の食材を完全に排除することではなく、食事と飲酒の習慣を総合的に整えることです。
まず見直したい3つの習慣1. 高プリン食が重なる日を減らす。 レバー、白子、干物、カツオなどを食べる際は、一度に食べる量を意識します。複数の高含有食品を同じ食事で重ねるより、卵や豆腐、野菜なども組み合わせて献立を構成するほうが調整しやすくなります。
2. お酒の種類だけでなく量と頻度を見直す。 プリン体の少ない蒸留酒に替えるだけでは、アルコール自体による尿酸値への影響をなくせません。飲酒量を減らし、飲まない日を設けることも検討しましょう。
3. 極端な食事制限を避ける。 食べる量を過度に減らすと、必要な栄養素が不足するおそれがあります。野菜、穀類、乳製品、豆腐などを取り入れ、適正なエネルギー摂取と体重管理を心がけることが大切です。
尿酸値が高い場合は食事だけで解決しようとしない高尿酸血症は、食事の内容だけでなく、尿酸の生成と排泄、体質、体重、飲酒習慣など複数の要因が関係する状態です。食生活を改善しても尿酸値が十分に下がらない場合や、すでに痛風発作を経験している場合は、医療機関で相談が必要です。
また、食事の工夫は、必要な薬物療法の代わりになるものではありません。処方薬を使用している人は、自己判断で中止せず、食事や飲酒についても主治医と相談しながら調整しましょう。
食品の含有量一覧は、毎日の献立を考える際の参考資料です。数値をすべて暗記する必要はありません。高含有食品を知る、量を意識する、飲酒を見直す、栄養バランスを整えるという順番で取り組むと、無理のない改善につながります。
【プリン体の多い食品】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:プリン体が最も多い食べ物は何ですか? A1:公益財団法人痛風・尿酸財団の公開一覧では、煮干しは746.1mg/100g、焼き海苔は591.7mg/100g、かつお節は493.3mg/100gです。乾燥食品は水分が少ないため、100g当たりの数値が高くなります。実際の摂取量を考える際は、食べる量や使う量も確認しましょう。
Q2:レバーのプリン体含有量はどのくらいですか? A2:公開一覧では、鶏レバーが312.2mg/100g、豚レバーが284.8mg/100g、牛レバーが219.8mg/100gです。いずれもプリン体が多い食品に分類されるため、尿酸値が高い人は食べる量や頻度を調整するとよいでしょう。
Q3:プリン体の少ない食品には何がありますか? A3:鶏卵、牛乳、ヨーグルト、チーズ、豆腐、野菜、穀類などが選択肢になります。ただし、大豆製品や野菜の中にも種類によって含有量に差があります。特定の食品だけに偏らず、栄養バランスを考えて組み合わせましょう。
Q4:ビールをやめて焼酎に替えれば尿酸値は下がりますか? A4:焼酎はビールよりプリン体が少ない一方、アルコールそのものが尿酸値に影響します。お酒の種類を替えるだけで尿酸値が下がるとは限りません。飲酒量や頻度も見直し、必要に応じて医師に相談してください。
Q5:プリン体を減らすには、食材をゆでればよいですか? A5:プリン体は水に溶けやすいため、ゆでることで一部を調理水に移せます。ただし、減らせる量は食材や調理条件によって異なります。ゆで汁やスープを飲めば溶け出したプリン体も摂取することになるため、食べる量や汁の量も意識しましょう。
Q6:プリン体は1日に何mgまで摂取してよいですか? A6:高尿酸血症・痛風の食事療法では、1日400mg以下が目安として示されています。ただし、これは治療や生活指導で参照される目標です。健康状態や治療方針によって対応は異なるため、検査値が高い人や痛風の治療中の人は主治医の指示を優先してください。
プリン体の多い食品には、鶏レバーや豚レバー、白子、カツオ、イワシ、干物、煮干しなどがあります。食品100g当たりの数値を確認することは、食事を見直すうえで役立ちますが、乾燥食品と生鮮食品では水分量が異なり、実際に食べる量も違うため、数値だけで判断しないことが大切です。
尿酸値が気になる人は、高プリン食の量や頻度を調整し、ビールを含むアルコール飲料の飲み方を見直しましょう。卵、乳製品、豆腐、野菜、穀類などを組み合わせ、十分な水分補給や適正体重の維持も意識すると、継続しやすい食生活につながります。
高尿酸血症や痛風の管理では、食事だけにすべてを委ねず、必要に応じて医療機関で検査や治療を受けることも欠かせません。プリン体の含有量を正しく理解し、食べる量、飲む量、日々の習慣を少しずつ整えていきましょう。