2026年10月現在、指定暴力団・住吉会の本部事務所について、警察が公表する所在地情報で確認できるのは、東京都港区芝浦です。大阪府警察の「指定暴力団一覧表」には、主たる事務所の所在地として東京都港区芝浦1丁目の住所が掲載され、代表する者は小川修、構成員数は約2,100人と記載されています。掲載されている数値の基準日は2025年末です。
住吉会本部の所在地は、長年にわたって同じ場所だったわけではありません。港区赤坂のビルから新宿区新宿のマンションへ移り、2025年6月には再び港区芝浦へ変更されたことが報道されています。背景には、不動産の売却や建物の解体、地域住民による事務所使用差し止めの申し立てなどがありました。所在地を正確に理解するには、東京都公安委員会による官報公示、警察の一覧表、報道記事、民間データベースを区別して読む必要があります。
【2026年最新】住吉会本部事務所は現在どこにあるのか

2026年10月時点で閲覧できる警察資料を確認すると、住吉会の主たる事務所は東京都港区芝浦にあります。大阪府警察が公開する指定暴力団一覧表では、所在地、代表者、勢力範囲、構成員数がそれぞれ掲載されており、住吉会についても所在地の変更が反映されています。
この資料で重要なのは、単に「東京都内に本部がある」と示されているだけではなく、主たる事務所の所在地が具体的に記載されている点です。ただし、同ページは数値の基準日を2025年末と明記しています。したがって、構成員数などを2026年10月現在の実測値として扱うのではなく、掲載基準日を伴う公的情報として読む必要があります。
「主たる事務所」とは何を意味するのか指定暴力団の「主たる事務所」は、暴力団対策法に基づく指定や公示に関係する正式な所在地情報です。組織に関係する施設がすべて同じ場所にあることや、あらゆる活動が本部だけで行われることを意味するものではありません。
また、本部所在地が公的資料に掲載されていることと、その場所に関係する個々の人物が特定の犯罪に関与したと認定されていることは別の問題です。所在地情報は組織の法的な位置づけを把握するための資料であり、個別事件の有罪・無罪を判断する証拠と混同してはいけません。
【移転の時系列】赤坂・新宿・芝浦をたどる住吉会本部の変遷
住吉会本部の所在地をめぐる近年の動きは、2023年と2025年の官報公示を軸に整理できます。報道によれば、赤坂の旧本部から新宿へ移転した後、裁判所による事務所使用差し止めの仮処分が問題となり、2025年6月に港区芝浦への変更が公示されました。
2023年11月17日:赤坂から新宿へ2023年11月17日、東京都公安委員会が住吉会の本部事務所の所在地変更を官報で公示したと報じられました。変更前は東京都港区赤坂6丁目のビル、変更後は東京都新宿区新宿7丁目のマンションでした。
旧赤坂のビルをめぐっては、住吉会側が2021年12月に区分所有権を売却したことが報じられています。その後、建物の所有権が別の会社に移り、2023年には解体工事が始まりました。従来の本部を維持できなくなった不動産上の事情が、移転の背景にあったことがうかがえます。
2024年7月:新宿の本部事務所に使用差し止めの仮処分2024年7月、東京地方裁判所が新宿区にあった住吉会本部事務所について、使用差し止めを認める仮処分を決定したと報じられました。周辺住民らが暴力団追放運動推進都民センターを通じて申し立てを行い、事務所への幹部らの立ち入りや会合などを禁止する内容が伝えられています。
この動きは、指定暴力団の本部事務所が単なる組織の所在地にとどまらず、地域住民の生活環境や安全に関わる問題でもあることを示しています。
2025年6月12日:新宿から港区芝浦へ2025年6月12日、東京都公安委員会が住吉会の主たる事務所の所在地を新宿区から港区芝浦へ変更したと、報道各社が伝えました。6月26日には、警視庁と千葉県警の合同捜査本部が港区芝浦の本部事務所を家宅捜索したことも報じられています。
このため、2023年の移転記事や2024年の裁判関連報道に基づいて「本部は新宿にある」と説明する情報は、掲載時点に注意が必要です。所在地を調べる際は、記事の公開日だけでなく、その後に変更公示があったかどうかを確認することが欠かせません。
【移転理由を検証】なぜ住吉会本部は所在地を変更したのか
住吉会本部の移転を理解するうえでは、不動産上の事情と、地域住民による事務所使用への反対という二つの側面を分けて考える必要があります。報道で確認できる経緯はありますが、各移転について東京都公安委員会が公示した所在地変更そのものと、移転の動機を説明することは同じではありません。
旧赤坂本部をめぐる不動産上の事情赤坂の旧本部については、建物の老朽化や区分所有権の売却が報じられています。2021年12月の売却、2023年の建物解体という流れからは、従来の施設を本部として使い続けることが難しくなった事情が読み取れます。
ただし、不動産の売却だけで、住吉会がその後どのような判断基準で新宿の施設を選んだのかまで説明できるわけではありません。移転先の選定には、物件の確保や利用可能性など複数の要素が関係すると考えられますが、個々の判断を裏づける公式な説明とは区別して扱うべきです。
新宿の本部をめぐる住民側の申し立て新宿の事務所については、周辺住民らが事務所の使用差し止めを求め、東京地裁が2024年7月に仮処分を決定したと報じられました。住民側が問題にしたのは、組織関係者の出入りや会合などが行われる本部事務所の存在です。
指定暴力団の事務所は、一般の事業所と同じように住所を変更すれば問題がすべて解決するわけではありません。暴力団排除に関する条例や地域の施設環境、物件の利用に関する法的な問題が、拠点の維持や移転に影響する場合があります。
2025年の芝浦移転について分かること2025年6月の所在地変更は、新宿の本部事務所に対する使用差し止めの仮処分が報じられた後に起きています。この時間的なつながりは重要ですが、官報公示そのものが移転理由を詳しく説明しているわけではありません。
したがって、公開情報から整理できるのは、旧赤坂本部の不動産上の変化、新宿の本部に対する司法上の措置、そして芝浦への所在地変更という一連の経緯です。移転の背景を説明する場合は、確認できる出来事と、そこから導かれる分析を分けることが大切です。
【公的資料と報道を比較】住吉会の所在地は何を根拠に確認するべきか
住吉会の所在地情報には、官報、警察が公開する指定暴力団一覧表、新聞社などの報道、民間の暴力団関連データベースがあります。それぞれの資料は目的や更新方法が異なるため、同じ住所が掲載されていても、情報の確かさや意味は一律ではありません。
特に重視したいのは、所在地変更の法的な公示と、警察が現在公開している一覧表です。暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第7条は、指定に関する事項の官報公示を定め、同条第4項では公示事項に変更があった場合も官報で公示することを規定しています。
| 資料・主体 | 確認できる内容 | 読み取る際の注意点 |
|---|---|---|
| 官報・東京都公安委員会の公示 | 指定暴力団に関する公示事項と、所在地変更の公示 | 公示日と変更内容を確認する。移転の詳しい理由まで示す資料とは限らない。 |
| 大阪府警察の指定暴力団一覧表 | 住吉会の主たる事務所の所在地、代表者、勢力範囲、構成員数 | 掲載数値の基準日は2025年末。2026年の情報を確認するときも、数値の基準日を区別する。 |
| 新聞社・通信社などの報道 | 移転の経緯、不動産売却、裁判所の仮処分、警察の捜査など | 事件の発生日、報道日、捜査の進展を区別する。捜査の対象になったことと有罪判決は別である。 |
| 民間の暴力団関連データベース | 過去の所在地、関連施設、公開情報の整理 | 情報の収集元と最終更新日を確認する。旧住所が残っている場合や、公的資料と更新時期が異なる場合がある。 |
今回の所在地変更では、2023年11月の新宿への変更と、2025年6月の芝浦への変更を報道から時系列で追えます。一方、2026年に閲覧できる警察資料では芝浦が主たる事務所として掲載されています。両者は矛盾する情報ではなく、異なる時点の情報を示しています。
情報の食い違いを見つけたときの判断基準複数のサイトで所在地が異なっていた場合は、次の順番で確認すると整理しやすくなります。第一に官報の公示日、第二に警察の一覧表の更新日とデータ基準日、第三に報道の公開日、第四に民間サイトの更新履歴です。
検索結果に表示される住所だけを見て判断すると、過去の本部所在地を現在の情報として受け取るおそれがあります。所在地の確認では、住所そのものだけでなく、その住所がいつの時点の情報なのかを把握が必要です。
【指定暴力団・住吉会の位置づけ】会長の小川修と組織情報
住吉会は、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づき、東京都公安委員会から1992年6月23日に指定された指定暴力団です。裁判所の公開判決文にも、指定の経緯が記載されています。
2026年10月時点で閲覧できる大阪府警察の指定暴力団一覧表では、住吉会の代表する者は小川修、勢力範囲は「1都1道14県」、構成員数は約2,100人とされています。ここでの構成員数は一覧表に掲載された数字であり、準構成員等を含む別の統計と単純に比較することはできません。
住吉会に関する基本情報住吉会の組織情報を把握する際は、代表者、主たる事務所、勢力範囲、構成員数を別々の項目として捉える必要があります。代表者が同じでも、事務所の所在地が変更されることはあります。また、所在地が変わったからといって、勢力範囲や構成員数が同じタイミングで変化したとは限りません。
加えて、報道で取り上げられた個別事件は、組織全体の属性と区別する必要があります。2025年6月には、盗難車のナンバープレートを付け替えた事件に関連して、警視庁と千葉県警が住吉会本部を家宅捜索したと報じられました。これは当時の捜査に関する報道であり、記事中の捜査対象や容疑を、そのまま組織全体についての確定判決と同一視することはできません。
【住吉会本部の実態】所在地情報から分かること・分からないこと
本部事務所の所在地が公的資料に掲載されていることは、組織の正式な所在地を確認するうえで重要です。しかし、それだけで組織の活動実態すべてが分かるわけではありません。
所在地の公示は、指定暴力団に関する法定の公示事項を明らかにするものです。組織に関連する施設の全容、個々の構成員の活動、事件ごとの責任の有無まで一括して証明するものではありません。こうした情報は、警察発表、裁判資料、捜査報道など、それぞれの目的に合った資料で確認する必要があります。
本部の住所と実際の活動拠点は同じとは限らない指定暴力団の「主たる事務所」は、組織の正式な所在地として扱われるものです。傘下組織や関連施設が存在する場合、それらすべてが主たる事務所と同じ住所にあるとは限りません。
この点を理解しておけば、「本部が芝浦にある」という情報から、住吉会に関連する施設が芝浦だけに存在すると誤解することを避けられます。反対に、民間サイトに掲載された関連施設を、そのまま住吉会全体の本部所在地とみなすのも適切ではありません。
所在地情報を生活上の判断に使う場合不動産の購入や賃貸、地域の安全に関する情報収集などを目的に所在地を調べる場合は、インターネット上の住所一覧だけで判断せず、不動産会社や関係機関が提供する情報も確認することが大切です。暴力団事務所に関する情報と、物件の告知義務や個別の法的問題は別々に検討する必要があります。
また、事務所への訪問や接触を試みる必要はありません。公的な所在地情報を調べる目的であれば、官報や警察資料、裁判所の公開情報を通じて必要な事実を確認できます。
【プロの結論】住吉会の所在地を正確に調べるための判断基準
住吉会本部事務所について、2026年時点で確認できる中心的な事実は、警察の公表資料における所在地が東京都港区芝浦であること、そして2023年から2025年にかけて赤坂、新宿、芝浦という変遷をたどったことです。
所在地変更の背景には、旧本部の不動産上の事情、新宿の事務所に対する使用差し止めの仮処分、2025年の所在地変更という複数の出来事があります。移転を一つの理由だけで説明するより、確認できる出来事を時系列で整理するほうが、実態に近い理解につながります。
情報の正確性を判断する基準は、住所が掲載されているかどうかだけではありません。公示主体、資料の更新日、数値の基準日、報道の時点、情報が示す範囲をあわせて確認することが大切です。公的資料と報道を相互に照合することで、過去の所在地と現在の所在地を混同せずに把握できます。
住吉会本部事務所に関するよくある質問(FAQ)
Q1:住吉会本部事務所は2026年現在どこにありますか?
A1:2026年10月時点で閲覧できる警察資料では、東京都港区芝浦が主たる事務所の所在地として掲載されています。所在地を確認する際は、資料の更新日と数値の基準日もあわせて確認してください。
Q2:住吉会本部はなぜ新宿から芝浦へ移転したのですか?
A2:2024年7月には新宿の本部事務所について使用差し止めの仮処分が報じられ、2025年6月に港区芝浦への所在地変更が公示されたと報じられています。ただし、所在地変更の公示そのものは、移転理由を詳細に説明する資料ではありません。
Q3:住吉会の所在地はどの公的資料で確認できますか?
A3:官報の公示と、警察が公開する指定暴力団一覧表が主な確認先です。暴力団対策法第7条は、指定に関する事項の公示と、公示事項が変更された場合の官報公示を定めています。
Q4:住吉会の本部所在地がサイトによって違うのはなぜですか?
A4:過去の所在地を掲載した記事や、更新時期の異なる民間データベースが残っているためです。2023年の新宿への変更と2025年の芝浦への変更を時系列で確認し、最新の警察資料と照合することで整理できます。
Q5:住吉会の会長と構成員数は公表されていますか?
A5:大阪府警察の指定暴力団一覧表では、代表する者として小川修、構成員数として約2,100人が掲載されています。同表の数値は2025年末時点のものであり、準構成員等を含む統計とは集計対象が異なる場合があります。
住吉会本部事務所の所在地は、近年の移転経緯を踏まえて確認する必要があります。2023年11月に赤坂から新宿へ、2025年6月に新宿から港区芝浦へ変更されたと報じられており、2026年に閲覧できる警察資料でも港区芝浦が主たる事務所の所在地として掲載されています。
重要なのは、所在地を単独の住所情報として見るのではなく、官報公示、警察資料、裁判所の判断、報道の時系列を組み合わせて理解することです。公的資料は正式な所在地の確認に、報道は移転の背景や社会的影響の理解に役立ちます。それぞれの役割を区別することが、住吉会の本部所在地をめぐる情報を正確に読み解くための基本となります。